漢語橋世界予選大会運営要綱

中国漢語橋運営本部発表
<世界中高生中国語コンテスト世界予選大会運営要綱>

孔子学院本部/国家漢弁(以下、孔子学院本部)は世界中高生中国語コンテスト世界海外予選大会を全世界で同一水準において開催するために、前回までの経験をふまえ「世界中高生中国語コンテスト世界予選大会運営要綱」を制定する。

漢語橋概要

世界中高生中国語コンテストは2008年より毎年1度開催している孔子学院本部主催の大型国際中国語コンテストである。 海外予選と中国での本選の2段階で構成されている。現在、全世界90余りの国、10万人近くの中高生が当コンテストを通して、中国語学習の成果や楽しさを表現し、また2500余りの優秀な選手が中国で本選に参加している。 当コンテストは世界各国の中国語学習者の高い注目を集める「中国語のオリンピック」である。

世界予選大会運営概要

  1. 1.世界予選大会開催申請
     毎年1月に大会運営本部より各国の大使館(領事館)に通知。各国の大使館(領事館)より開催
     申請を行なう。

  2. 2. 世界予選大会企画審議
     3月に各国の世界予選大会の企画を監査、統計し孔子学院本部専門部署により審議が行われる。

  3. 3.世界予選大会執行決議
     審議結果に基づき孔子学院本部交流部より各国の大使館(領事館)に予選大会の企画についての
     決議と経費を通達し、孔子学院本部財務部より経費を支払う。

  4. 4.世界予選大会運営規則の提出
     世界予選大会の企画審議後、各国の大使館(領事館)の管理のもと担当地区内で主催、共催団体
     を決定し、世界予選大会実行委員会を設立する。中国漢語橋運営本部発表の「世界中高生中国語
     コンテスト概要」に基づき、世界予選大会運営規則を作成し孔子学院本部交流部に提出する。

  5. 5.世界予選大会の開催
     世界予選大会実行委員会が責任を持ち世界予選大会を開催する。中国漢語橋運営本部は世界予選
     大会開催の協力を行う。

  6. 6.世界予選大会結果報告と告知
     世界予選大会終了後、世界予選大会実行委員会は速やかに各国の大使館(領事館)へ結果を報告
     し、告知原稿及び動画、写真を提出。孔子学院本部交流部は漢語橋サイトにおいて結果発表をす
     る。

  7. 7.中国本選大会参加選手の推薦
     毎年5月中国漢語橋運営本部が中国本選参加選手及び見学者の登録サイトを作成する。各世界予
     選大会実行委員会、大使館(領事館)は中国本選参加選手が及び見学者の登録を行う。原則、各
     世界予選大会は2名の選手を中国本選大会へ推薦することができる。また、1名の教員(55歳
     以下、中国語の指導ができ、中国語で交流ができる者)を引率教員として派遣する。

  8. 8.中国本選参加選手事前準備及び学習指導
     毎年8-9月、中国漢語橋運営本部により中国本選大会参加選手の資格審査を行い、合格した選
     手を中国本選大会へ招待し、中国本選大会概要及び各種申請方を通知する。世界予選大会実行委
     員会は中国本選大会概要に基づき、参加選手に学習指導を行う。

世界予選大会概要

  1. 1.期日
      毎年中国での本選は10月に行うため、世界予選大会は9月までに開催する。

  2. 2.テーマ
      2018年のテーマは“学会中国话,朋友遍天下””Learn Chinese, Double Your World”
      (中国語を学び、世界中で友達を作ろう)

  3. 3.参加資格
      参加資格は中国漢語橋運営本部が公布している内容に準ずる。
      世界予選大会の申し込みは世界予選大会実行委員会により管理、審査する。

  4. 4.世界予選大会実行委員会成立
      各国の大使館(領事館)管理の下、世界予選大会実行委員会を設立し、中国漢語橋運営本部
      と密に連絡を取る。孔子学院本部交流部より世界予選大会についての重要な通達をする。

  5.  4ー1.内容と形式
        原則上、世界予選大会実行委員会が開催地区の状況を見て規模、内容、形式を決定する。
        【内 容】
         ・中国語能力(ヒアリング、スピーチ、読解、作文)
         ・中国国情知識
         ・中国文化技芸(中国歌、楽器、舞踊、曲芸、雑技、書道、絵、切り絵、武術など)
         ・総合能力(一定の学習期間をもうけ、選手の中国語文化への総合的な習得能力や
               表現能力を重点的に審査する。)
        【形 式】
          筆記問題、スピーチ、文化技芸披露、インタビューなど基礎項目により行う。また各
          開催地区において特徴的な項目を取り入れる。
        【問題管理】
          世界予選大会実行委員会で問題管理部をもうけ、中国漢語橋運営本部公布の問題に基
          づき、予選地域において同様の形式、難易度の問題を作成する。また、問題は厳格に
          管理する。

  6.  4ー2.審査
        世界予選大会実行委員会は言語、文化、芸術方面の中国および、当該国の専門家による審
        査委員会を結成し、公正性と公平性を確保する。
         ・審査委員会は中国と当該国の審査員の比率をあわせる。
         ・世界予選大会実行委員会の実行委員長、及び実行委員の所属組織(特に主催、共催の
          機関とその孔子学院)の者は審査員をしてはならない。外部より招聘する。
         ・審査委員会により審査を行い、審査結果は審査委員会全員の署名をし、保管する。