
結果発表
たくさんのご応募ありがとうございました
全応募作品24点の中から入選作品6作品が決定しました
最優秀賞

江南水郷
会社員
王 傑馨
中国江南地方特有な水郷風景であり、伝統的な木造建築と緑に囲まれた運河、そしてのんびりと進む小舟で、時間がゆっくり流れているような感覚になります。
審査員コメント
伝統的な瓦屋根の家並み、石造りの土台、そして静かに進む木造の舟――この一枚には、江南地方特有の風景と人々の暮らしが静かに息づいています。水とともに生きる日常が、緑豊かな運河と調和し、まるで古き良き時代の中国へと誘われるような感覚を呼び起こします。建築、自然、そして生活が絶妙なバランスで画面に収められており、細部に至るまで中国らしさが丁寧に表現されています。文化への深い眼差しと繊細な構図が光る、非常に完成度の高い作品です。
優秀賞

ヨーロッパじゃない、上海だ。
一般
細野 佑樹
「ここどこだと思う?」と写真を見せたら、多くの人がヨーロッパと答えるかもしれない。ヨーロッパの街角に迷い込んだような夜だった。でも、ここは上海。英語ではなく中国語が聞こえ、看板にも漢字が並ぶ。雨上がりに広がった水たまりが、より目の前の景色を引き立たせてくれた。
審査員コメント
雨上がりの夜、水面に映し出された建物の対称性と、柔らかな灯りが織りなす幻想的な空気感が印象的です。西洋建築を主体とした景観の中に、東西文化が交錯した上海独自の歴史が静かに語られており、単なる夜景にとどまらない文化的奥行きを感じさせます。偶然の気象条件を巧みに捉えた構図と、光の扱いにおける高い技術力が相まって、観る者を写真の世界へと引き込みます。都市への理解と感性が見事に融合した、心に残る作品です。

ビッグスリー(三巨头)
一般
鄭 真
久しぶりの上海帰省中に、金融街にそびえ立つ世界初の3棟隣接型超高層ビル群に訪れました。テッペンを仰ぎ見るとめまいを起こすほどの高さですが、携帯を地面に置いて撮ると、なんと3棟を一枚に収まることができました!
審査員コメント
大胆な仰角から捉えられた三棟の超高層ビルが、画面いっぱいに迫ってくる構図は圧巻です。中央に浮かぶ月が効果的なアクセントとなり、人工物と自然とのコントラストが鮮やかに浮かび上がります。下から見上げる視点により、ビル群が天空を突き抜けるような躍動感を生み出し、現代中国の都市エネルギーを強く感じさせます。力強い構図と繊細なバランス感覚が光る、視覚的にも内容的にも印象深い都市風景写真です。

‘1碗牛大!’
京都堀川高等学校
戴海 馨童
甘粛省蘭州市、蘭州牛肉面の発祥の地であり、わらしの故郷でもある。そこに住んでいる者であれば、自分の1番だと思う‘师傅’がいるのではないでしょうか。夜明けと共に、蘭州市内の1000軒以上ある‘牛肉面馆’の香りが蘭州人を目覚ませ、‘1碗牛大!’から朝が始まる習慣がある。自分の好みの麺の太さ、量を‘师傅’伝えれば、麺の生地は彼の手の中で素早く変化し、魔法のように麺を湯鍋に泳がせ、牛肉スープを大きなボウルに注ぎ、赤い辣椒,蒜苗,香菜……牛肉麺の秘密は‘师傅’の手にある。甘粛省は、シルクロードの重要な場所である。当地の飲食文化に新しく伝えられた調味料がぶつかり合い、そして牛肉麺の美味しさは、今となって、深く故郷を離れた‘游子’の心に深く根付いているのである。
審査員コメント
立ち上る湯気とともに伝わってくる厨房の熱気が、写真越しにまざまざと感じられます。麺を打つ職人の真剣なまなざしと手の動きには、代々受け継がれてきた技術への誇りと情熱がにじみ出ています。積み上げられた碗の山や蒸気に包まれた空間からは、中国の日常風景が自然に立ち上がり、まるで街角の喧騒に身を置いているかのような臨場感を味わえます。食文化の奥深さと、職人の手仕事の美しさを同時に感じさせてくれる、心温まる一枚です。
審査員特別賞

プリンセス気分✨
帝塚山学院高等学校
植田 帆乃佳
この写真は家族で中国の山東省の済南市に旅行に言った際に母が私を撮ってくれた写真です。とても可愛く化粧や髪型、服まで着させてもらって、みんなから可愛いと言われてとっても嬉しかったです!古き良き中国の街並みを見たり食べ歩きをしたりとても楽しかったです。そんな私の思い出の写真です。我愛中国 ❤️私は中国が大好きです♥️

中国の宝 パンダ
城北埼玉高等学校
飯久保 朋哉
僕が母のお腹にいた時、母は成都のパンダ保護研究センターでボランティアをしたこと、名前の朋は朋友からつけたことを聞き、成都に行きたくなった。とても寒い中、パンダのエサの竹割りやパンダケーキ作りを体験したりパンダの成長記録ビデオを観た。パンダは国の宝で、国をあげて保護飼育していることを実感した。この体験をしたときに中国人の友人ができて中国語を学びたいと思った。大学生になったら第二外国語は中国語にしようと決めた。
主催
神戸東洋医療学院孔子課堂